![]() |
| TOP > 祝詞の例 > 葬場祭 祭詞 |
葬場祭 祭詞(例)② 矢野家参考 此の小床を祓ひ清めて 暫し斎き奉り坐奉る『(○○○○)(大人)命 』の御柩の御前に斎主 『(○○○○○ 神職 ○○○○○)伊 』慎み敬ひも臼さく 現身の世は限り在るものと 千早振る神の御代より定まりて 誰もが遂に逝く此の一道は 免れ難きものと予て知りしかど 阿波礼汝命は 『(冬去り 春立ち復へる季節の区別るる日も過ぎ 梅の香仄匂ふ) 平成(十九)年(二)月(五)日(庚午の日の午前五時○○分)』と謂ふ時に 玉の緒の御命絶へて 『満(○○)歳』を一代の涯と 幽世に身罷り給ひき 伊都も悲しき事の極みにして 御親族御家族等の悲しみは 申すも更なり 交はり深き人々も惑ひ慕ひ奉れども 現世の運命の限りと 今はせむ術も無かりけり 永久の御決別仕奉るとして 今更に在日の汝命の御面影の片端を 偲び奉れば 『(國の基の神習ふ道を悟り極め 皇國学びの誉名高く 数多の功績を残せし矢野玄道大人の甥の君にして 後の養子の運命持つ 國学者 矢野太郎大人)を父君に (操 刀自)を母君として 大正(七)年(三)月(二十六)日(東京小石川)の郷に生れ出給ひ 天性直く聡く悟り早く甚く優れ (今の世には千葉大学工学部と成りし東京高等工芸学校)の学びの業を卒へし後は 誠を尽し労き給ひ (波路遥けき中国大陸は大連の南満州鉄道の厳しき会社に入り給ひて 其の任務を弥励み弥勤め給ふ随々 大東亜の戦争は漸々に拡ごり 戦状は日に異に激しく成り行きて 大命を拝して関東軍に徴され給ひ 戦車第二師団に入り給ひて軍人の列に加へられ ソ満国境の守備に当る亊とは成りぬ 更にも皇國の醜の御楯と 中支の激しき戦場に出往き給ひしも 時勢の運勢 戦争は我に利有らずして戦敗れ 大君の詔を奉じて矛を収め 懐しき父母の故郷 我が祖国に帰り給ひぬ さても汝命の其の後の人生は 東京教育大学講師を務められ坐し給ひ 更にも福岡県工芸指導所 千葉県工業試験場 千葉県町村建築研究所等)にて 厳しき要職を担ひ給ひ 重しき職責を一筋に 労き励み 弥勉めに勉め給ひて 残せし御蹟の香具波しき御功績は 称へ奉られむ 将又 家庭の由緒に有りては 奇しき尊き神の縁以て 昭和(○○)年(○○)月(○○)日 父君(○○○大人) 母君(○○○刀自)との息女(○○)の君と 妹背の契を千代掛けて結び固め 互に仲良く 家内睦びて 愛哉真名子(○○)君(○○)君を儲給ひ (囲碁)の業等も修め親しみ 可愛しき御孫(○○)君(○○)君等の 若竹の如健けく育ち行く姿眺め 嬉しみて有りけるを』 如何ならむ禍津神の働き有らめや 『(三年)越す日々の程 御心地常ならず 臥床に親しみ勝にて 医師の術に任せ給ひて 御病を養ひ給ひ 御病重き徴候も無く 日毎変らぬ状にて病床に就き給ひ 一夜明けて 静けき御枕頭に寄りて御名を呼び奉れど 一言の答えだに無き随に』 由久利無くも 『(心筋梗塞)』の御病にて俄に面変り 朝露の消ゆると共に 神去り給ひき 驚き惑ひ奉れども 為す術も有らず 阿波礼悲しきかも 阿波礼淋しきかも 然は在れども 御霊は惟神の道の随々 神々の御列に鎮り給ふも 今より往先は幽世の隔有りて 言問ひ語り交す術も無く 御姿を見る由も無かれば 今暫しだに留め奉りて 飽かぬ別れに現世の限りと 在りし日の思ひ出草の数々 賤の小田巻繰返し 偲び慕ひ奉らくと思へども 現世の習と日数限り在れば 則の随々 御葬の儀式広く厚く 神葬治奉らむと 現世の最終の御食御酒種々の味物 進め参らせと 今日の御別に 親族家族親かりし諸人等相集ひて 露けく袖を払いつつ 玉串取々に拝奉る状を 御心平穏に看行給ひて 御霊は 『○○○家』の守護神と 安らけく鎮り坐して 御柩は 永遠の旅路に出で立たせ給へと 斎主 慎み慎み 敬ひて臼す |
| TOP > 祝詞の例 > 葬場祭 祭詞 |
伝統文化と新しい文明の研究機構 NPO法人「にっぽん文明研究所」 ※当研究所の活動はNPO法第2条2項に基づき宗教の教義を広め、儀式行事を行い、 及び信者を教化育成することを主たる目的とするものではございません。 Copyrightⓒ NPO Nippon Civilization Institute since 2004,All rights reserved |