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建屋解体祝詞 

此の處を暫の間 厳の斎庭と祝ひ定め祓ひ清めて神籬刺立て招奉り坐せ奉る 掛け巻くも綾に畏き 屋船豊受姫大神 屋船久々能遅大神
木匠祖手置帆負大神 彦狭知大神 此の里を領有き坐す産土大神等の大前に斎主「 斎主氏名 」
恐み恐みも白さく常に大神等の廣き厚き大神徳を仰奉り辱み奉る(○○○○○ 等の住へる是の家居は 長き年月雨を凌ぎ嵐に耐えて 暑き日も寒き日も家人等の安けき住居として在りけるも 開け進み往く世に従ふ隋々 新家居を建設けむと事計り相定め 今度此の建屋を取毀し 蕃殖る大木小木を取除く事とは為りぬ 故八十日日は有れども今日の生日の足日に大前に豊御饌豊御酒海河の幸々山野の種々の味物を捧奉りて 事の由告奉り 併せて家内の安く平穏に立栄え来し恩頼に報賽の御祭仕奉らむと 拝み奉る状を平らけく安らけく聞食して 此の工事に従ふ工匠手人等に手の躓足の躓有らしめ給はず 関係者等に過犯す事の在らむをば 神直日 大直日に見直し聞直し坐して 咎め給ふ事無く障り給ふ事無く 最速やけく工事成遂げしめ給ひて 今も往先も奇しき妙なる御恵を垂れ給ひ此の家内の家族睦び和びて 家門真廣に弥遠永に夜の守り日の守りに 守り恵み幸へ給へと 恐み恐みも 乞ひ祈奉らくと白す


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